良い音の再生には機器だけでなく、部屋や環境も重要です。
10年前に今の家に引っ越して来て最初は響いて酷い音でした。
ブレーカーから天井裏から配線して2.6mmVVFで専用配線しました。(電気工事士の資格を持っています)
少しは良くなりましたが劇的に変化することはありませんでした。
次にアイソレーショントランス(100V→100V)にコモンモードノイズフィルターを追加しました。これは効果がありCDプレーヤーをクロック交換したような変化で音場が広がり壁の外から音が聞こえるようになりました。現在はオーディオ用、プロジェクター用、テレビ用で3個のトランスを使用しています。パワーアンプはコモンモードノイズフィルターのみ使用しています。
コモンモードノイズフィルターの効果がわかり、機器用に内蔵用コモンモードノイズフィルターを作ってチューンで使っていましたが、プロジェクターやテレビなど内蔵用が使えないので外付けコモンモードノイズフィルターを製作しました。電源ケーブルと機器の間に入れて使用します。映像用に使うと解像度が上がり色乗りが良くなります。
電源ケーブルにはオヤイデ電気の
PC-23がお薦めです。PC-23だけで使ってもそれほど良い音ではありませんが、外付けコモンモードノイズフィルターと一緒に使うと10万円以上の電源ケーブルと同等の音になります。
電源の他に影響が大きいのがネット環境。LANで接続する全ての機器に影響します。
こちらでは数年前からスイッチングハブのクロック交換を行って効果を確認していました。オーディオ用の高価なスイッチングハブも中で使っている部品は数千円で購入できるスイッチングハブと同じです。違うのはクロックと電源。
こちらでは数種類のスイッチングハブのクロック交換を行ってきましたが、安くて性能が良くて動作が安定しているスイッチングハブを見つけましたので、現在はそれを使っています。
特価品にあるBinardat 4ポート2.5Gスイッチをスペシャルチューンした物です。
ルーターと機器の間に良いクロックを使ったスイッチングハブを使うだけでも効果がありますが、ルーターとスイッチングハブの間を光LAN化すると更に良くなります。
光LANですが、使い方を間違えると逆に悪くなることもあります。光LANは電気的な絶縁効果がありますが、ルーターと光メディアコンバーターの電源がオーディオ機器の電源と共通だと絶縁効果がなくなります。ルーターとルーター側の光メディアコンバーターはオーディオ用と別の電源を使って分離します。こちらではルーター側は壁コンセント、オーディオ用はアイソレーショントランスに接続しています。
光メディアコンバーターも良いクロックを使わないと音が悪いです。また、良いクロックを使ってもスイッチング電源を使うと付帯音の多い音になります。電源はリニア電源を使って下さい。
ネット環境が良くなるとサブスクの音も良くなります。こちらではAmazon MusicとNASから再生した音が同等の音質で再生できています。*使用機器の影響もありますのでこちらの
使用機器も参考にして下さい。