こちらで最初に
クロック交換を行ったのが20年くらい前で機種はSONY CDP-X5000です。
Sound Denさんからクロックを取り寄せて交換しました。(現在でもSound Denの代理店です)
クロック交換後の音の変化に驚きRotel RCD-965、SONY SCD-XA777ESなどをクロック交換して使ってきました。
映像用はPioneer BDP-LX91のクロック交換依頼が多く、oppo BDP-93、DV-12S2、Panasonic DMP-BDT500、DMP-UB900、DP-UB9000をクロック交換して使ってきました。
oppo DP-105DJP、UDP-205やPioneer BDP-LX88、UDP-LX800どは非同期のESSのDACを使いクロックの精度を上げて音質改善を行なっています。デジタル出力には効果がありませんが、アナログ出力の音が良くなります。(UDP-205をDACとして使っていたことがあります)
ネットワークプレーヤーのクロック交換はWiiM Miniが最初だと思いますが、以前からHDDプレーヤーのクロック交換を行っていましたので効果があることがわかっていました。その後、WiiM Pro、BlueSound NODEをクロック交換して使っています。BlueSound NODEは海外で外部電源化の基板を販売しているショップがありますが、そこで販売しているクロックを使ったこともあります。WiiM ProとBlueSound NODEは同じCPUを使っていますので、デジタル出力の音はほぼ同じです。
10万円以下のネットワークプレーヤーはいろいろな機種をクロック交換しましたがZEN Stream以外は全てクロック交換の効果が大きいです。
オーディオや映像機器以外で効果が大きかったのがNASやスイッチングハブのクロック交換です。
NASはRockDisk for Audio、Soundgenicなどのクロック交換を行いました。
スイッチングハブはBS-GS2016のクロック交換を行いBS-GS2016/A用の設定に変更して使っていました。その後、中国製のスイッチングハブをクロック交換を行いましたがBS-GS2016より音が良い製品を見つけたのでBS-GS2016を処分しました。現在は更に音が良い2.5G/SFP+スイッチングハブ(Binardat 4ポート2.5Gスイッチ)をスペシャルチューンを行って使っています。
スイッチングハブや光LANの使い方は
環境対策を参考にして下さい。
クロック交換の効果について
位相ノイズでジッターの少ないクロック(クロックの周波数の精度だけではない)を使えばほとんどの機器で良くなります。
基板にはCPUがあり、クロックが無いと動作しません。外部のクロックで動作するものもありますが、通常は内部に発振回路があり水晶とコンデンサを接続して発振します。
この内部発振が問題で大量のノイズがでます。TCXOを使っていない機器はこのタイプです。
内部の発振回路を使わないでTCXOを使っている機器もありますが、使うTCXOによっては癖の強い音になることもあります。NZ2520SDを使った機器からこちらの±0.5ppmTCXOに交換して大きな効果がありました。
また、TCXOも発振していますので、接続する電源にノイズの影響がでます。その為にこちらではクロック専用電源を使ったり、電源レギュレーターでノイズを減らしています。
それから、変えるクロックの場所も重要でメモリにバッファしているCPUのクロックを交換します。このクロックを交換しないと他のICのクロックを交換しても効果がありません。